第19回学術大会及び継続研修会 2号通信
日本EMDR学会第19回学術大会及び
継続研修のご案内
第2号通信(参加者募集のお知らせ)
第19回学術大会と継続研修のご案内の第2号通信をお届けします。
学術大会
テーマ: セラピストとしてのあり方を問う-技法の前にあるもの-
内容 | 一般演題、大会長基調講演、準備委員会企画シンポジウム、特別講演 |
日時 | 2024年7月7日(日) 9:00~17:30(受付8:30~) |
場所 | 明治大学駿河台キャンパス リバティタワー 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台1丁目1−1 ※学術大会の受付は7階になりますのでご注意ください。 ※オンデマンド配信やDVD販売の予定はございません。 |
定員 | 300名 |
学術大会参加資格 | 日本EMDR学会会員 |
非学会員枠のご案内 | 学術大会では非学会員の参加枠を30名設けています(参加資格は精神科医、心療内科医、小児科医、臨床心理士、公認心理師、臨床心理士養成大学院の学生、公認心理師養成大学院の学生)。非学会員の大会参加にはメール(info@emdr.jp)での事前審査の申込みが必要となります。氏名、資格、住所、電話番号、所属、参加費内訳を明記の上、参加申込をお願いします。携帯メールをご使用の方は、emdr.jpからのメールを受信できるように必ず設定してください。審査の結果、参加の可否が決まってから、期日までにご入金をお願いします。振込期日までにご入金が確認できなかった場合、参加できません。当日参加は受付ておりませんので、必ず、事前にお申込みください。 ※事前審査申込受付期限 6月14日 (入金期日 6月21日) |
懇親会
日時 | 2024年7月7日(日) 18:00~ |
場所 | リバティタワー 23階 岸本辰雄ホールおよび宮城浩蔵ホール |
会費 | 6,000円(税込み) ※ 申込状況により当日受付ができない場合があるのでなるべく事前にお申込ください。 |
継続研修
内容 | 「ADHDやASDといった神経多様性の特徴を持つ子どもへのEMDR(仮題)」 |
講師 | Susan Darker-Smith先生 |
日時 | 2024年7月27(土)~28日(日) 15:30~22:30 現地(英国)時間に合わせての、オンラインでの開催となります。 ※オンデマンド配信やDVD販売の予定はございません。 |
定員 | 300名 |
継続研修参加資格 | Weekend 1(Part 1, Level 1) トレーニング修了以上の方 |
参加申込
※1号通信時より円安の影響が大きくなった都合で金額が変わっています。ご了承ください。
※総会時(学術大会のお昼)お弁当のお知らせ
前回大会より、総会時、ご希望の方にお弁当をお1人200円(税込み)でご注文いただけることになりました。お弁当の内容は1,000円程度の品目です。フードロスを防ぐため、事前予約制とさせていただいております。当日受付はございませんので、参加申し込みの際に、忘れずお申し込みください。
【参加申し込み】
参加申し込みフォーム( 受け付けは終了しました )
から手続きをした後に,参加費をご入金ください。
【振込先】
①銀行振り込みをご希望の方
みずほ銀行 神戸支店 普通口座 3133843
名義:日本EMDR学会学術大会
(ニホンイーエムディーアールガッカイガクジュツタイカイ)
②クレジットカード決済をご希望の方
受け付けは終了しました
【期限】
早割申込入金期限:2024年6月14日(金)
通常参加申込期限:2024年6月21日(金)
注:学術大会,継続研修のそれぞれが「臨床心理士の継続研修」及び「日本精神神経学会の精神科専門医」のポイントを得る機会に設定されています。
注:宿泊はご自身で手配ください。
【キャンセル規定】
一旦支払われた参加費は,理由の如何に関わらず返金出来ないものとします。
当学会側の事情により学術大会,研修会,懇親会が開催中止になった場合には,振込手数料を差し引いた参加費の全額を返金致します。ただし,参加者の交通費や宿泊費に損失が出たとしてもそれには対応することはできませんのでご了承ください。
【問い合わせ先】
兵庫教育大学発達心理臨床研究センター 市井研究室内 日本EMDR学会事務局
〒673-1494 兵庫県加東市下久米942-1
e-mail:info@emdr.jp
注:学術大会会場へのお問い合わせはご遠慮ください。
大会長 岡田太陽
副大会長 新井陽子
日本EMDR学会第19回学術大会プログラム
クリックすると拡大表示されます。
※6階1063教室には、お手数ですが7階受付階までエレベーターで昇っていただいた上で、エスカレーターで1階降りての移動となります。
準備委員会企画シンポジウム
7月7日(日)13:50~15:50 (於:明治大学駿河台キャンパス リバティタワー)
1.準備段階と安定化
シンポジスト:
新井励(つくばカウンセリングルーム)
橋本幸子(トラウマケアと対人援助職のためのカウンセリングルーム凪)
牧野有可里(Somatic Approach Japan)
司会:
藤本昌樹(東京未来大学
2.EMDRとダイバーシティ
シンポジスト:
岡田太陽(カウンセリングルームCircle of Life)
益田充(日本赤十字社和歌山医療センター)
南和行(ADHD・トラウマ改善専門カウンセリングルームすのわ)
司会:
松本大進(カウンセリングオフィス -misora-)
3.EMDRとは何か?
シンポジスト:
大塚美菜子(香川大学保健管理センター)
椎野智子(神戸親和大学)
竹内伸(おかのうえ子ども心のクリニック)
司会:
菊池安希子(武蔵野大学)
特別講演:「特権について」
アメリカ・ボストンカレッジ人文科学大学院心理学科博士課程修了。専門は文化心理学。上智大学では「差別の心理学」「立場の心理学:マジョリティの特権を考える」などの科目を担当。監訳書に『真のダイバーシティをめざして―特権に無自覚なマジョリティのための社会的公正教育』(上智大学出版)、著書に『北米研究入門2―「ナショナル」と向き合う』(分担執筆「第六章 白人性と特権の心理学」上智大学出版)、『多様性を再考する―マジョリティに向けた多文化教育』(分担執筆「第4章 特権の概念」、「第6章 日本人の特権を可視化するための尺度の開発」、上智大学出版)などがある。
抄録
特権(privilege)は、「あるマジョリティ側の社会集団に属していることで、労なくして得ることのできる優位性」と定義され、社会的公正(social justice)の文脈で使われることが多い概念である。持って生まれた属性(性別、人種・民族、社会階層、性的指向、性自認、等)によって自動的に受ける恩恵であり、努力によって得られるものではないとされている。
特権の概念はマッキントッシュ(Peggy McIntosh)による白人の人種的特権を中心に1980年代後半に北米に広がり、現在はジェンダー、性的指向や社会階層などあらゆる社会的アイデンティティに応用されている。例えば、「新聞やテレビなどで『我が国で…』『日本国民は』という言葉を聞いたとき、自分がその中に含まれていると感じることができる」(「日本人」特権)、「自分の性的指向が家族や親族に知られても受け入れられるだろう、と期待できる」(異性愛者特権)といったものが挙げられる。
人は誰でもマジョリティ性とマイノリティ性両方の属性を持ち合わせているが、マジョリティ性を多く持つ人は自分の特権になかなか自分自身で気づくことができない。本講演では、マジョリティ性を多く有する側に焦点を当て、特権に無自覚である理由や、心理的特徴(態度・心理・行動・成長)について考察し、臨床の現場で臨床家が自分の持つ様々な特権を可視化・自覚することが、より良い治療を行う上で不可欠であるという知見を共有する。
継続研修
「ADHDやASDといった神経多様性の特徴を持つ子どもへのEMDR」
講師:Susan Darker-Smith
日時:2024年7月27日(土)~28日(日)
15:30~22:30
オンラインでの開催
通訳:大澤智子(兵庫県こころのケアセンター)
菊池安希子(武蔵野大学)
2日間の継続研修会ではイギリスと日本をオンラインでつなぎ、Susan Darker-Smith先生にADHDやASD、LDといった神経多様性の特徴を持つ子どもにどのようにEMDRを適用するのかについてお話いただきます。
【講師紹介】イギリスのチャイルド・トラウマ・セラピー・センターの臨床部長。子ども、青年、成人、家族に対するセラピーを提供する傍ら、NHSトラスト、組織、個人に対する臨床スーパービジョンを20年以上行ってきた経験を持つ。EMDR Europe公認Child & Adolescent Trainingのトレーナーであり、すべてのトレーニングをすべての人が受けられるようにすることに情熱を注いでいる。 これは、神経多様性(ASDやADHDなど)、学習障害(ディスレクシアなど)、学習スタイル(視覚的学習スタイルや運動感覚型学習スタイルなど)、生理学的課題(聴覚障害や身体的運動能力の問題など)、生活上の課題(経済的・地理的制約、家族の介護者、片親であることなど)を持つ参加者をすべてのトレーニングに受け入れることを含む。Global Child-EMDR Allianceの創設メンバーであり、多くの慈善団体に積極的に参加している。
会場案内
7月7日(日) 学術大会会場
明治大学駿河台キャンパス リバティタワー
【所在地】〒101-8301
東京都千代田区神田駿河台1-1
【アクセス方法】
●JR中央線・総武線、東京メトロ丸ノ内線/御茶ノ水駅 下車徒歩3分
●東京メトロ千代田線/新御茶ノ水駅 下車徒歩5分
●都営地下鉄三田線・新宿線、東京メトロ半蔵門線/神保町駅 下車徒歩5分
※会場の温度制御が難しく,寒い場合があります。各自羽織るものなどをお持ちください。
※フレグランスフリーのお願い:参加者の方々には,様々な過敏症などの方もいらっしゃいます。香水等のご使用はご遠慮ください。
※学術大会の参加に際し、お手伝いが必要な方は事務局までお申し出ください。