第18回学術大会及び継続研修会 1号通信

日本EMDR学会第18回学術大会、及び
NEST(神経感情身体化自己システム療法)
ワークショップ(継続研修)のご案内
第1号通信(演題募集)

 新年明けましておめでとうございます。みなさまにはご健勝のこととお慶び申し上げます。

 さて、今年7月に「再びつながる」を大会テーマとして対面形式にて第18回学術大会を開催いたします。午前に一般演題を、午後に、教育講演、特別講演(宮地尚子先生)、2つのシンポジウムを予定しています。

 翌日からの2日間は世界的にご活躍で、EMDR、身体アプローチ、自我状態療法のスペシャリストであるSandra Paulsen PhD(サンドラ・ポールセン)先生による「NEST(神経感情身体化自己システム療法(裏面参照))(仮題)」ワークショップを行います。前回来日時の早期トラウマアプローチも含めた統合的な内容となっています。

日時 2023年7月21日(金)学術大会(一般演題、教育講演、特別講演、シンポジウム)午前9時~18時
7月22~23日(土・日)ワークショップ「NEST(神経感情身体化自己システム療法)(仮題)」ワークショップは午前9時~17時(初日、2日目は受付8:30、開始9:00)。
ワークショップ初日の後に懇親会を予定しています。
場所 ラッセホール 〒650-0004 神戸市中央区中山手通4-10-8
(JR・阪神線「元町」駅から徒歩8分、神戸市営地下
鉄「県庁前駅」下車、徒歩5分) 
注:宿泊はご自身で手配下さい。
特別講師 宮地尚子(一橋大学)
通訳 大澤智子(兵庫県こころのケアセンター)
菊池安希子(武蔵野大学)
参加費 学会のみ8,000円、継続研修のみ35,000円(3日間通して42,000円)
受講資格 日本EMDR学会会員(初日の学術大会のみ、非会員枠(参加費10,000円)、非会員学生枠
(参加費8,000円)を設定します。)いずれも予価となります。
定員 200名(現在のところ対面のみの実施の予定です。DVDの作成を予定しています)ソーシャルディスタンスを保って実施します。

注:ワークショップは臨床心理士、日本精神神経学会の継続研修としてポイント申請の予定です。

学術大会演題募集

 一般演題を募集します。発表時間は口演30、60分、ポスターの3コースを予定しています。テーマはEMDRの臨床、研究に関するもの。氏名(連名発表者も含む)、所属、タイトル、希望コース、概要(300字)、キーワード(5つまで)を2023年2月28日(火)までにMailにて下記の事務局までお送り下さい。審査の上、こちらから発表の可否、発表方法等ご連絡を差し上げます。都合でお申し込み通りの発表形式にならない場合もございます。ご了承下さい。DVD収録の可否は発表者がお選び頂けます。

 また、発表者は5月7日(日)までに抄録(2000〜2600字)をご作成下さい。抄録の様式は以下のURLよりダウンロードしてください。
https://www.emdr.jp/wordpress/wp-content/uploads/9152d22537ee257d340cbcaed3d3e244.docx

今後の予定
第2号通信を2023年5月中旬頃にお届けする予定です。具体的なプログラム内容をお届けします。参加申込みを2号通信到着以降、6月22日(木)まで受け付けます。申込み方法は第2号通信をご参照下さい。
問い合わせ先
〒673-1494 兵庫県加東市下久米942-1 兵庫教育大学 発達心理臨床研究センター 市井研究室内 
日本EMDR 学会事務局 e-mail: info@emdr.jp

NEST
トラウマの影響を治療的に修正するための障害を同定し扱う、統合的で体系的な方法です。
Nは、トラウマを理解し治療するための神経感情的(Neuroaffective)基盤を表しています。EMDRの早期トラウマアプローチを含んでいます。パンクセップ、ポージェス、ショアらの独創的な貢献に触発されています。さらに、LENSニューロフィードバック、タッチポイント、アルファスティムのような技術を用いて治癒ワークを支援しています。

Eは、乳児期以降のトラウマに起因する身体的解離やその他の身体的およびエネルギー的な保持を修復するために、身体的治療的介入を利用することから生じる身体具現化(Embodiment)の強調を表しています。

Sは自我状態のシステム(System)を表しており、私たちは自我状態療法で取り組みます。最初に、私たちは、自己の他の傷ついた子どもの側面とのワークを妨げている保護機能を緩和します。 その側面とは生存のために否認された部分です。その後、私たちは内面の葛藤を調停し、見捨てられた自己の側面を現在の環境などに方向づけます。

Tは、このアプローチが眼球運動脱感作および再処理(EMDR)療法(Therapy)の核となる修復プロセスと一致する治療法であることを意味します。個人のニーズに合わせて体系的な方法で上記の治療法を統合していきます。
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