第14回学術大会及び継続研修会 2号通信

日本 EMDR 学会第 14 回学術大会、

および継続研修のご案内 第 2 号通信 (概要と参加者募集要項)

2019 年 3 月
第 14 回大会準備委員長/大会長 太田 茂行

EMDR を軸とするトラウマセラピストにとって、現在の日本の子どもと家族をめぐる様々なトラウマの問題は看 過できない状況です。子どもの臨床の有無によらず、大きな課題といえます。この大会と研修が困難の中にあ る子どもや家族にとって、小さくとも確かな一助につながることを願っています。今回は Web やコンビニ決済 を可能としました。大会割引の宿泊先もございます。多くの方のご参加をお待ちしています。

<学術大会>“子どもの臨床と家族、そして社会”

内容:一般演題・自主シンポジュウム、招待講演、大会シンポジュウム、対談、特別講演

募集:300人 会場:TKP市ヶ谷カンファレンスセンター(地図参照)/終了後に懇親会

5 月 31 日(金)TKP 市ケ谷カンファレンスセンター(開場 9:30/ 開始 10:00)

【一般演題・自主シンポジュウム】一般演題8件・自主シンポジュウム2件(下記参照)

【招待講演】「SOS はなぜ届かないのか 児童虐待事件を取材して」 講師 杉山 春(ルポライター)

講師著書:「ネグレクト育児放棄-真奈ちゃんはなぜ死んだか-」(第 11 回小学館ノンフィクション大賞)、 「ルポ 虐待」、「児童虐待から考える・社会は家族に何を強いてきたか」など多数。

*講師からの一言:子育てや親子問題、子殺し、家族、自死などをテーマに取材・執筆してきました。今回は、 それぞれの事件が起きた背景を、親の生育歴、事件が起きるまでの経過を含めて私の取材内容を説明し、子ど もの虐待事件の加害者である親の内面について考えます。

【大会企画シンポジュウム】「子どもの臨床と家族、そして社会」

    シンポジスト 白川 美也子 (こころとからだ・光の花クリニック)
           杉山 登志郎(福井大学子どものこころの発達研究センター)     指定発言者  杉山 春(ルポライター)
    座 長     太田 茂行 (生活心理相談室 ナヌーク)

*招待講演を発題として、EMDR による子どもの臨床家としても経験豊富な先生方に診療室から見えてくること、また、社会的養育の観点から思うこと等、現代日本の子どもと家族のトラウマを深く広く論じて頂きます。

【大会企画対談】「子ども臨床を語る」

       対談者 海野 千畝子 (兵庫教育大学大学院)
竹内 伸 (さきお英子子ども心のクリニック)
座 長 小林 正幸 (東京学芸大学)
*長年子どもの臨床に携わっている立場から、工夫や留意点、苦労や喜び等自由にお話し頂きます。

【特別講演】「記憶へのアクセス戦略:複雑性トラウマを抱えた児童・青年に対する EMDR プロセシング」

  講 師:Ana Gomez MC, LPC(大好評の 12 回大会に続き2度目の来日です。講師紹介は1号通信をご参照ください。なお講師の希望により演題が新しくなりました)
通 訳:大澤 智子 (兵庫県こころのケアセンター)・菊池 安希子 (国立精神・神経医療研究センター)
* 講師からの一言:日本の EMDR 学会で再びお会いできることは本当に嬉しいです。本講演は、発達トラウマにより、重篤な情動調整不全や解離状態、統合機能の不全などを生じている児童や青年たちのセラピーに必要な準 備がテーマです。記憶にアクセスしていく際の安定化や準備段階の考え方と、様々な工夫を紹介します。

非会員枠のご案内:
学術大会では非会員の参加枠を 30 名設けています(参加資格は精神科医、心療内科医、小 児科医、公認心理師、臨床心理士、公認心理師・臨床心理士養成大学院在学の大学院生)。 非学会員の大会参加にはメール(emdr2019@gmail.com)での事前審査の申し込みが必要と なります。氏名、住所、電話番号、所属、参加費内訳を明記の上、参加申込をお願いいた します。携帯メールをご使用の方は、gmail.com や emdr.jp からのメールを受信できるよ うに必ず設定してください。参加の可否が決まってから、ご入金をお願いいたします。

【学術大会 一般発表 演題/演者/座長 一覧 (五十音順)】

(1) 30 分枠
①「Imaginal Nurturing-適切な愛着経験不足に対するアプローチ」
石井 治惠 (北海道大学 学生相談総合 センター)/座長: 藤本 昌樹 (東京未来大学)
②「てんかんを発症したこどものケアの中で PTSD に罹患した母親への EMDR による治療」
近藤 強 (チヨダ クリニック)/座長: 幸田 有史 (京都府立洛南病院)
③「子どもの問題で来院し、母親への EMDR により子どもの症状が消失した症例」
白川 嘉継 (福岡新水巻病院 周産期センター小児科)/座長: 森本 武志 (福井大学子どものこころの発達研究センター)
④「薬物依存症の治療過程で EMDR が必要となった医療少年院の症例」
田渕 賀裕 (関東医療少年院)/座長: 天野 玉記(神経発達症研究推進機構)
⑤「EMDR による妄想性障害の抑うつ状態と身体症状の改善」
松岡 伸子 (松岡カウンセリングオフィス)/座長:菊池 安希子 (国立精神・神経医療研究センター)
⑥「EMDR におけるタッピング使用の動向・役割について」
三島 利江子 (甲南大学大学院 人文科学研究科) /座長:吉川 久史 (広島国際大学大学院)

(2) 60 分枠
①「ET アプローチの実際(1)~子育て困難に苦しむ母の 2 事例を通して~」
大河原 美以 (東京学芸大学)/座長: 市井 雅哉 (兵庫教育大学大学院)
②「ET アプローチの実際(2)~ET アプローチ導入が有効な事例の要因は~」
鈴木 廣子 (すずきひろこ心理 療法研究室) /座長: 大塚 美菜子 (兵庫県こころのケアセンター)

(3) 自主シンポジュウム 85 分枠
①「地方からの報告;子どもの治療のために親世代のケアをどう組み込み、多職種と連携していくか〜医療過疎地域の力を活かすために〜」
名和 淳 (新潟県立精神医療センター)・吉永 清宏 (新潟県立精神医療センター)・小野田 明 (長岡西病院)・猪股 明美 (新潟中央福祉相談センター):指定発言者 杉山 登志郎 (福井大学子どものこころの発達研究センター) /座長 湯本 幸平 (東京都江東児童相談所)
②「子どもと家族を支える支援~EMDR を円滑に発進させるために~」
福田 シェシャドゥリ 育子 (松戸こころの相談室)・水谷 紀子 (むさしの心理オフィス)・岡田 太陽 (BASIC Ph JAPAN/ JEMDRA-HAP):指定発言者 仁木 啓介 (ニキハーティーホスピタル/ JEMDRA-HAP) /座長 森 ゆみ (新クリニック)

<継続研修> “受け継がれる傷:システミックアタッチメントに注目した親子に対するEMDR治療の字理論と実践”

6月 1 日(土) 10 時〜18 時; 6 月2日(日) 9 時〜17 時 早稲田大学 国際会議場 (地図参照)

          講 師:Ana Gomez MC, LPC(米国 Ana Gomez セラピ―研究所;EMDRIA 認定トレーナー)
         司 会:市井 雅哉 (兵庫教育大学大学院)
            通 訳:大澤 智子 (兵庫県こころのケアセンター)・菊池 安希子 (国立精神・神経医療研究センター)
*世代間トラウマへの取りくみを軸とした前回の続編的内容ですが、初めての方でも無理なく受講頂けます。
第14回学術大会プログラム

【継続研修】 

『受け継がれる傷:システミックアタッチメントに注目した親子に対するEMDR治療の理論と実践』

6月 1日(土)10 時〜18 時 (受付開始9時 30 分) ; 6月 2日(日)9 時〜17 時     早稲田大学 国際会議場 (井深 大 記念ホール)
   募集:300 人
  講師:Ana Gomez MC, LPC (Ana Gomez セラピ―研究所;EMDRIA 認定トレーナー)     

*子どもの臨床を専門とする Ana の再来日です。世代間トラウマへの取りくみを軸とした前回の続編的内容ですが、初めての方でも無理なく受講できます。今回は体験学習も入れる予定です。ご期待ください。
司会:市井 雅哉(兵庫教育大学大学院)
通訳:大澤 智子(兵庫県こころのケアセンター)・菊池 安希子(国立精神・神経医療研究センター)

参加申込

申込方法:EMDR学会ホームページ(https://www.emdr.jp/)の第14回大会申し込みページからお申し込みください

(申し込みを締め切りました)

個人情報の取り扱いについて:入力された情報は本大会の申し込み時に使用する間は一時的に保持しますが、大会終了後は保存することはありません。

<参加費>

☆消費税込みの金額です
☆クレジットカード決済の手数料(216円)が、別途かかります。

<期限>

事前申込(割引)は 2019 年 5 月 21 日(火)まで

 注:大会申し込みサイトでのお支払いは、クレジットカード決済、もしくはコンビニ支払いとなります。
注:5 月 22 日以降の申し込みの場合は、当日参加扱いとなり、当日に会場にて現金決済となります。

<キャンセルポリシー>

  • 一旦支払われた参加費は、理由の如何に関わらず返金できません。
  • 当学会側の事情により学術大会、研修会、懇親会が開催中止になった場合には、クレジットカード決済手数料を差し引いた参加費の全額を返金致します。ただし、参加者の交通費や宿泊費に損失が出た場合、それらには対応することはできませんのでご了承ください。

<お問い合わせ先>

日本 EMDR 学会 第 14 回大会準備委員会事務局 
〒107-0062 港区南青山 5-6-9 サウス青山 206 号 (心理相談室セコイア)
TEL:03-6427-4414 FAX:03-3409-7774 Email:emdr2019@gmail.com
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