EMDRのトレーニング受講方法の変更にはもう少し時間がかかります

 2007年5月18日付で、日本のEMDRのトレーニングの受講方法が変わることをお伝えしたところですが、やや移行に時間がかかっております。

 2007年秋からアメリカでは新しい方式のトレーニングが始まりました。

 すべての受講者がPart1と2を受講し、その間にもコンサルテーションを受け、Part2修了後にもコンサルテーションを受ける(5+5=10セッション)ことが義務づけられています。さらに、トレーニングのビデオ、実習のテーマ設定、ファシリテーターの割り振りなど大幅に改定されました。現在、改定の是非で議論が起こったりしている部分もあります。

 日本に新しいビデオが届けられたのも最近ということもあり、コンサルタントの数も対応できるためにはまだまだ増やす必要もありますので、現状では残念ながら、完全な移行がいつになるか目処が経っていない状況です。昨年5月に予告したことが、かなり遅れている現状をご容赦下さい。EMDRのマーケットがすでに十分広がったアメリカとまだまだの日本の状況の違いもあると考えます。

 今年のpart2トレーニング(8月8〜10日開催)は、part1以降の実施ケース・セッション数を報告いただき、その多い順に許可を出すという新しい試みを行い、結果的に申込数を抑制できて、多くのキャンセル待ちを出さずに済んでいます(とはいえ、数名の方にはキャンセル待ちに回っていただいています。申し訳ありません)。この方式は、今後も継続の予定ですので、part1のみの修了者はご注意下さい。

2008年8月6日

日本EMDR学会
理事長 市井雅哉

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