第20回学術大会及び継続研修会 2号通信
「摂食障害へのEMDR」
ワークショップ(継続研修)のご案内
第2号通信(参加者募集のお知らせ)
薫風の候、みなさまにはご健勝のこととお慶び申し上げます。
第20回学術大会及びワークショップ(継続研修)ご案内の第2号通信をお届けします。第20回の記念大会で、過去と未来を見据えた大変興味深いプログラムを組んでおりますので、ふるってのご参加をお願いします。
学術大会
テーマ:「これまで」と「これから」
内容 | 一般演題、大会長講演、教育講演、シンポジウム、総会 |
日時 | 2025年7月19日(土)9:30~18:00(受付9:00~) |
場所 | 立命館大学 大阪いばらきキャンパス フューチャープラザ(B棟) 〒567-8570 大阪府茨木市岩倉町2-150 https://www.ritsumei.ac.jp/accessmap/oic/ |
定員 | 300名程度 対面のみの実施ですが、DVDを作成します。DVDには収録されない一般演題があります。ビデオ、事例などで収録されない部分があり得ます。 |
学術大会参加資格 | 日本EMDR学会会員(申し込み受付は6月20日まで) |
非学会員枠のご案内 | 学術大会では非学会員の参加枠を30名設けています(参加資格は精神科医、心療内科医、小児科医、臨床心理士、公認心理師、臨床心理士養成大学院の学生、公認心理師養成大学院の学生)。非学会員の大会参加にはメール(info@emdr.jp)での事前審査の申込みが必要となります。事前審査の申し込み受付は6月13日(金)までです。氏名、資格、住所、電話番号、所属、参加費内訳を明記の上、参加申し込みをお願いします。携帯メールをご使用の方は、emdr.jpからのメールを受信できるように必ず設定してください。審査の結果、参加の可否が決まってから、6月26日(木)までにご入金をお願いします。振込期日までにご入金が確認できなかった場合、参加できません。当日参加は受け付けておりませんので、必ず、事前にお申込みください。 |
注:総会はお昼休みに開催するのが通例となっておりましたが、会場の都合により、教室での飲食ができませんので、夕方の開催となります。昼食・夕食の用意は学会では致しませんのでご了承下さい。
継続研修
内容 | 「摂食障害へのEMDR」 |
講師 | Natalia Seijo PhD(ナタリア・セージョ) EMDR Europeトレーナー Ns Center Psychotherapy and Traumaクリニック・ディレクター (スペイン在住) |
日時 | 2025年7月20日、21日(日・月祝)9:00~17:00(受付8:30~) |
場所 | 立命館大学 大阪いばらきキャンパス フューチャープラザ(B棟) 〒567-8570 大阪府茨木市岩倉町2-150 https://www.ritsumei.ac.jp/accessmap/oic/ |
定員 | 300名 対面のみの実施です。DVD(継続研修版)を作成します。 継続研修では、クライエントのビデオ、実習部分は収録されません。 |
継続研修参加資格 | 日本EMDR学会会員(Weekend2修了者を優先します。Weekend1修了者は、継続研修の参加希望をinfo@emdr.jpまでご連絡下さい。参加申込フォームは継続研修以外で参加を希望する内容でご入力ください。6月13日(金)時点で定員に余裕があった場合、申し込み順に参加の可否をご連絡しますので、その時点でご入金下さい。この場合、6月13日(金)までの参加費でお申し込み頂けます。6月14日(土)以降の参加申し込みは受け付けません)。
注:学術大会、継続研修のそれぞれが、臨床心理士、日本精神神経学会の継続研修、日本EMDR学会資格、更新ポイントとして申請されます。 |
懇親会のお知らせ
日時 | 2025年7月20日(日)17:30〜21:00 (継続研修の1日目の夜です) |
場所 | GARDEN TERRACE LION 立命館いばらきフューチャープラザ店 |
会費 | 6,000円 |
形式 | 着席での座食形式 |
演奏 | 企画中 |
定員 | 90名(先着順) |
参加申込
【申し込み方法】
参加申し込みフォーム(https://www.emdr.jp/20thapplicationform/)
から手続きをした後に,参加費をご入金ください。
【振込先】
みずほ銀行 神戸支店
普通 3133843
名義:日本EMDR学会学術大会
(ニホンイーエムディーアールガッカイガクジュツタイカイ)
【期限】
早割申し込み入金期限 2025年6月13日(金)
通常参加申し込み期限 2025年6月20日(金)、入金期限6月26日(木)
【キャンセル規定】
一旦支払われた参加費は、当学会側の事情により開催が中止となった場合を除き、理由の如何に関わらず返金できませんので、予めご了承ください。
【問い合わせ先】
〒673-1494
兵庫県加東市下久米942-1 兵庫教育大学 発達心理臨床研究センター 市井研究室内
日本EMDR 学会事務局
Tel & Fax: 0795-44-2278 e-mail: info@emdr.jp
注:会場へのお問合わせはご遠慮ください。
大会長 市井雅哉
副大会長 天野玉記・大塚美菜子
日本EMDR学会第20回学術大会プログラム
大会長講演・教育講演・大会シンポジウムのご案内
7月19日(金)
7月19日(金)
- 大会長講演:EMDRと歩んだ日々:「これまで」と「これから」
会場 カンファレンスホール(1F) 9:30~10:00
- 演者:市井雅哉(日本EMDR学会理事長、兵庫教育大学)
1991年の東京での勉強会(熊野宏昭先生主催)が私のEMDRとの出会いだった。そして、1995年の阪神淡路大震災の被災者にEMDを適用したところから私のEMDRとの旅は始まった。その年、福岡でShapiro博士の前で症例報告をし、アメリカでのトレーニングに招待された。1996年以降、日本でのトレーニングをAndrew Leeds博士らとともに開催し続けた。その間、琉球大学、兵庫教育大学で教育、研究を細々と続けてきた。2006年から学術大会を積み重ねて、20回大会を迎える。2007年からは自身がトレーナーとなり、日本語での研修を主導している。2013年にはNHK ETV特集の影響で、ニーズの爆発的な高まりを見せた。2019年にはShapiroの逝去という悲しい出来事があったが、再定義も含めて盛んな議論が交わされている。一方で、甲南大学の前田多章先生との共同研究がここ数年実を結びつつある。心的外傷への関心の高まりもあって、EMDRの人気は留まるところを知らない現状がある。そして、次世代へとさまざまな遺産を継承していく時期を今迎えている。
- 教育講演 守秘義務:EMDR実践者が押さえておくべき法的ポイント
会場 グランドホール(2F) 13:30~14:00
- 司会:上田英一郎(大阪医科薬科大学)
講師:田邊昇(当学会顧問弁護士 中村・平井・田邉法律事務所)- シンポジウム1 EMDRの治療メカニズム解明に向けて
会場 グランドホール(2F) 14:10~15:30
- 企画・司会:天野玉記(清章福祉会)
シンポジスト:南川華奈(芦屋カウンセリングルーム Root)、
柿木慎吾(兵庫県こころのケアセンター)、前田多章(甲南大学)企画趣旨:EMDRの治療メカニズムの研究は、世界中で進められかなり解明されつつあるが、その中でも日本での最新の研究は目覚ましく、兵庫教育大学と甲南大学の研究チームが合同で研究し、新しい知見をどんどん蓄積しつつある。そこで、治療メカニズム解明シリーズ第二弾としてシンポジュウムを企画した。2年前に第一弾として、EMDR(Eye Movement Desensitization and Reprocessing)の“D(Desensitization:脱感作)”について生理学的に「なぜトラウマ記憶を消去できるか?」について深堀したが、今回はいよいよ“R(Reprocessing:再処理)”のメカニズムについて議論を進めていきたい。
- シンポジウム2 EMDRがもたらすもの:「これまで」と「これから」
会場 グランドホール(2F) 15:40~17:00
- 企画・司会:市井雅哉(兵庫教育大学)
シンポジスト:大河原美以(大河原美以心理療法研究室)、
杉山登志郎(福井大学)、仁木啓介(ニキハーティーホスピタル)企画趣旨:2008年発刊の「こころの臨床アラカルト 特集 EMDR―トラウマ治療の新常識」の中での座談会のメンバーを再集結します。3名の先生は、それぞれ、心理学(家族療法)、児童精神科、精神科の領域で、また、大学や地域の病院という現場で、先進的にEMDRを、子ども、成人、犯罪被害者、解離性障害、発達障害児・者等に、独自の工夫をこらしながら、適用し、研究や普及をリードされてきました。改めて座談会原稿を読み返してみて、16年前とは思えない新しさ、その先見性を感じました。また一方で、決して16年前に指摘されていた課題が十分に解消されていないことも感じざるを得ません。3名の先達のEMDRとのこれまでの取り組みをご紹介頂き、今後のEMDRに関する課題を指摘頂きたいと思います。
継続研修のご案内
7月20日、21日(日・月祝) 9:00~17:00- 継続研修:摂食障害へのEMDR
会場 カンファレンスホール(1F) 9:00~17:00
継続研修講師:Natalia Seijo先生。
複雑性トラウマ,解離,摂食障害を専門とするスペイン人心理学者。EMDRトレーナー,Ns Center Psychotherapy and Traumaのクリニック・ディレクター,El cuerpo tiene memoria「身体には記憶がある」 (Penguin, 2024)の著者。国際的なワークショップや学術会議での講演多数。摂食障害は,トラウマ,アタッチメントの問題,解離に根ざした複雑な状態であることが多いです。今回のワークショップでは,これらの困難を理解するための体系的なアプローチを提供し,EMDRを用いた実践的でエビデンスに基づいた戦略を提供します。参加者は,トラウマの解消,ボディイメージの歪み,情動調節などの中核的な問題に取り組むことを学びます。
このワークショップは,理論,症例研究,実践的なエクササイズを統合し,クライアントを効果的にサポートするためのツールを専門家に提供します。
通訳:大澤智子(兵庫県こころのケアセンター)、菊池安希子(武蔵野大学)
【1日目:摂食障害の基礎 7月20日(日)】
セッション1:鑑別診断
摂食障害の主な特徴を認識する
総合的な診断能力を身につけるセッション2:安定化の段階
拒食型と過食型における安定化の理解
内的システムと解離されたパーツの探索セッション3:防衛機制
よくある防衛機制の特定
これらの機制に治療的に対処するための戦略セッション4:アタッチメントの力動
回復における治療関係の役割
アタッチメントスタイルと家族力動の探索
【2日目:アドバンス・トピックス 7月21日(月・祝)】
セッション1:トラウマと摂食障害
トラウマと摂食障害の関連の検証
効果的なトラウマに焦点化した介入セッション2:解離
身体的解離と身体表現性の解離の理解
解離に対処するための実践的アプローチセッション3:ボディイメージプロトコル
ボディイメージの歪みへの対処
拒絶されたセルフとの取り組みセッション4:空虚感と統合
摂食障害における空虚感の探索
身体への意識を高め,正常化する注:各セッションには,理論,症例研究,実践的な洞察のための演習が含まれています。
DVDのご案内
学術大会の教育講演、シンポジウム、招待講演、一般演題(一部を除く)、継続研修を収録したDVDを販売します。DVDをお申し込みの方には10月末頃を目処に個別に発送致します。学術大会、継続研修に不参加の方には大会抄録、継続研修資料も一緒にお送りします。DVDおよび資料は学会からの送付物が届くご住所にお届けします。
なおDVD収録可としている演題であっても、事例部分など一部が編集・カットされる場合があることをあらかじめご了承ください。
- 企画・司会:市井雅哉(兵庫教育大学)
- 企画・司会:天野玉記(清章福祉会)
サブコンテンツ - 司会:上田英一郎(大阪医科薬科大学)
- 演者:市井雅哉(日本EMDR学会理事長、兵庫教育大学)
Copyright (C) 2025 日本EMDR学会 All Rights Reserved.