第43回 EMDR Weekend 1 トレーニングのご案内

初秋の候、みなさまにはますますご健勝のこととお喜び申し上げます。 このたび第43回 EMDR Weekend 1 トレーニングを、創始者F・シャピロ博士が主催するカリフォルニアのEMDR研究所の協力のもと開催いたしますのでご案内申し上げます。参加をご希望の方は下記をご確認の上、お申し込みください。

日時 2019年 11月29日(金)、30日(土)、12月01日(日)
1日目 受付開始 9時、研修開始9時30分
2日目、3日目 研修開始9時00分
・昼食休憩 60分、昼食は各自(会場内での飲食はできません)
・終了時刻:初日・2日目 17:30、最終日 17:00(若干の延長がありえます)
参加資格

日本EMDR学会が定めた参加資格

医師・・免許取得後、少なくとも2年以上の精神医学又は心理学的な臨床経験を有する方。
心理職・・「公認心理師」及び、臨床心理士資格認定協会資格「臨床心理士」資格取得者。 (「資格取得者」とはトレーニング申し込み時点で登録完了者とする)

定員 36名(予定)
参加費 74,000円(税込み。ベーシック・コンサルテーション代5時間分を含む。詳しくはこちらを参照
会場 ワイム貸会議室 お茶の水
〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台2-1-20 お茶の水ユニオンビル4F
講師 市井雅哉 EMDR研究所シニア・トレーナー
受付期間 2019年10月7日(月)~15日(火)(消印有効。但し、定員に達した時点で締め切ります。)
10月7日の消印から受け付けとなりますので送付日にご注意ください。受付開始日より早い消印のものは無効となります。(配達日指定サービスは郵便局での手続日が消印となりますのでご利用にならないでください。また、申込書の到着日ではなく消印日での判断となりますので速達で送付していただく必要はございません。)
※近年、数日で定員を超えることが多くありますのでご注意ください。(消印有効。審査後に参加の可否をご連絡いたし ます。)
申込方法  同封申込書 (HP でも入手可能)に所定事項をすべてご記入の上、返信用封筒(ご自身の宛先が記入された定形最大封筒(A4用紙が3つ折りで入るサイズ)に82円切手を貼ったもの)を同封し、下記までご送付ください(PDFWord)。
資格審査の後、全員に返信用封筒で参加可否をお知らせいたします。結果は開催日の1ヶ月前頃に送付する予定です。なお、ご受講いただける方には会場の地図、入金方法等が記載された受講案内を同封いたします。
申込上の注意 ※沖縄トレーニング(11月2, 3, 4日)への参加決定通知が届いた方が、東京にお申し込みされた場合は無効とさせていただきます。参加決定通知到着後、ご自身の都合でキャンセルをされた場合も同様です。
申込・問合せ先 下記で承ります。会場への直接のお問合わせはご容赦ください。
 

主催:日本EMDR学会*
事務局:〒673-1494兵庫県加東市下久米942-1 兵庫教育大学 市井研究室
TEL & Fax: 0795-44-2278
e-mail: info@emdr.jp
URL:www.emdr.jp

 余裕があれば、下記の書物を前もってお読みください。必須ではありません。
推薦図書:EMDR-外傷記憶を処理する心理療法-
 フランシーヌ・シャピロ著 市井雅哉監訳 二瓶社

●講師紹介

市井雅哉
 EMDR 研究所シニア・トレーナー、兵庫教育大学発達心理臨床研究センタートラウマ回復支援研究分野教授、 臨床心理士、専門行動療法士。

 急性、慢性の PTSD、恐怖症、ストレス、不安障害、うつ病の査定と治療が専門で約 30 年の臨床歴を持ち、現在、日本EMDR学会理事長、日本行動療法学会編集委員、EMDR Asia理事を務めています。

 これまでにEMDRに関して日本EMDR学会、日本外来精神医学会、日本カウンセリング学会、日本健康心理学会、日本行動療法学会、日本催眠学会、日本児童青年精神医学会、日本心身医学会、日本心理臨床学会、日本トラウマティックストレス学会、日本認知療法学会、日本バイオフィードバック学会、日本ブリーフサイコセラピー学会、日本臨床催眠学会、WCBCT(世界行動療法認知療法会議)、韓国EMDR協会、アジアEMDR学会などで講演歴があります。

●EMDR(眼球運動による脱感作と再処理法)

F・シャピロ博士がPTSD(心的外傷後ストレス障害)の治療のために1989年に発表した心理療法で、迅速かつ効果的な方法です。APA(アメリカ心理学会)、ISTSS(国際トラウマ研究学会)、英国保健省、イスラエル、フランス、米国防省、ドイツ、オランダ、北アイルランド、スウェーデン、オーストラリア、WHOなどでもPTSDに対するEMDRの効果を実証されたものとして評価・推奨しています。

最近では、EMDR の適用範囲は、さまざまな不安、うつといった精神疾患から疼痛といった身体疾患までと広がっています。その過程で用いられる眼球運動が、情報処理モデルにおける神経生理学的活動を刺激することで外傷的な記憶の再処理を引き起こします。 Weekend 1 トレーニングの修了で単回のPTSDや単一恐怖などに対応でき、Weekend 2 まで修了すると複雑性PTSD、解離性障害、社会恐怖や人格障害などにも柔軟に対応できるようになります。

●F・シャピロ博士

カリフォルニア州パロアルトにあるMRI (Mental Research Institute) の主任研究員、EMDR研究所の所長、人道支援のNPO組織EMDR-HAPの創始者、The American Academy of Experts in Traumatic Stress の理事、Traumatologyの編集委員を歴任。90以上の EMDR関連の著作があり、世界中でトレーニングを開催。(2019.6.16逝去)

●研修は大きく、講義と実習、全く別日程のベーシック・コンサルテーション(別紙参照)に分かれています。講義は市井雅哉による一斉講義ですが、実習では参加者は3~4人一組で役割を交代しながら実習をします。9~10人に 1人の割合でファシリテーターが付き、実習をスーパーバイズします。この体制は、実習場面での急速な心理的変化に適切に対応するためのものです。

●参加ファシリテーター
太田茂行(生活心理相談室ナヌーク)
大塚美菜子(兵庫県こころのケアセンター)
竹内伸(さきお英子子ども心のクリニック)
福山絵美(カウンセリングルーム・エミュウ)
各班のファシリテーターがコンサルタントとして、ベーシック・コンサルテーションを提供します。

日本 EMDR学会 はEMDRIA(国際EMDR学会)から日本でのEMDRに関する研修認定、資格認定を行う組織として認定されました(2004.2.26)。本研修への参加で、臨床心理士及び精神神経学会の更新ポイントを獲得できます。 Weekend1修了時点で、日本EMDR学会と EMDRIAへの入会資格が得られます。Weekend1 & 2全日程及びベーシック・コンサルテーション10 時間に参加なさった方には、日本EMDR学会から修了証が授与されます

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