第30回 EMDR Weekend 2 トレーニングのご案内

 受け付けは終了しました 

大暑の候、みなさまにはますますご健勝のこととお喜び申し上げます。

このたび第30回 EMDR Weekend 2トレーニングを、創始者F・シャピロ博士が設立したカリフォルニアのEMDR研究所の協力のもと開催いたしますのでご案内申し上げます。参加をご希望の方は下記をご確認の上、お申し込みください。

日時 2024年 10月4日(金)、5日(土)、6日(日)

1日目 受付開始 9時、研修開始9時30分/2日目、3日目 研修開始9時00分
・昼食休憩 60分、昼食は各自
・1日目 終了時刻 17:30/2日目、3日目 終了時刻 17:00(若干の延長がありえます)

参加資格 日本EMDR学会が定めた参加資格

医師・・免許取得後、少なくとも2年以上の精神医学又は心理学的な臨床経験を有する方。

心理職・・「公認心理師」または、臨床心理士資格認定協会資格「臨床心理士」資格取得者。
(「資格取得者」とはトレーニング申し込み時点で登録完了者とする)

上記の資格を満たし、かつWeekend 1 トレーニング及び5時間のベーシック・コンサルテーションを修了された方。

※2013年3月までのPart1トレーニングを受講した方は、Weekend2を受けるまでに5時間のベーシック・コンサルテーションを終了される必要があります(詳しくは別紙参照)。

定員 63名(予定)
参加費 74,000円(税込。ベーシック・コンサルテーション代5時間分を含む。詳しくはベーシック・コンサルテーションのご案内参照
会場  三宮研修センター
〒651-0085 兵庫県神戸市中央区八幡通4丁目2-12 カサベラFRⅡビル(神戸市役所東正面)
講師 市井雅哉 EMDR研究所シニア・トレーナー
受付期間 2024年 8月8日(木)~ 8月16日(金)(消印有効。審査後に参加の可否をご連絡いたします。)
申込方法  申込書 2頁( 申込用紙 & 実施状況報告書*1)に所定事項をすべてご記入の上、返信用封筒してご自分の住所、お名前を記入なさった定形最大封筒(A4用紙が3つ折りで入るサイズ)に84円切手を貼って同封し、下記までご送付ください。

2024年 8月 8日(木)の消印から受け付けとなりますので送付日にご注意ください。受付開始日より早い消印のものは無効となります。先着順ではございません。

資格審査の後、全員に返信用封筒で参加可否をお知らせいたします。結果は9月中旬までに送付する予定です。なお、ご受講いただける方には会場の地図、入金方法等が記載された受講案内を同封いたします。

*1 Weekend 1 修了後の実施状況を受講許可の審査に使用しますので、規定用紙にご記入ください。

申込・問合せ先 下記で承ります。会場への直接のお問い合せはご遠慮ください。
主催:日本EMDR学会*2
事務局:〒673-1494 兵庫県加東市下久米942-1 兵庫教育大学 市井研究室
e-mail: info@emdr.jp*2 日本EMDR学会 はEMDRIA(国際EMDR学会)から日本でのEMDRに関する研修認定、資格認定を行う組織として認定されました(2004. 2. 26)。

●EMDR(眼球運動による脱感作と再処理法)

F・シャピロ博士がPTSD(心的外傷後ストレス障害)の治療のために1989年に発表した心理療法で、迅速かつ効果的な方法です。APA(アメリカ心理学会)、ISTSS(国際トラウマ研究学会)、英国保健省、イスラエル、フランス、米国防省、ドイツ、オランダ、北アイルランド、スウェーデン、オーストラリア、WHOなどでもPTSDに対するEMDRの効果を実証されたものとして評価・推奨しています。

最近では、EMDRの適用範囲は、さまざまな不安、うつといった精神疾患から疼痛といった身体疾患までと広がっています。その過程で用いられる眼球運動が、情報処理モデルにおける神経生理学的活動を刺激することで外傷的な記憶の再処理を引き起こします。 Weekend 1 トレーニングの修了で単回のPTSDや単一恐怖などに対応でき、Weekend 2 まで修了すると複雑性PTSD、解離性障害、社会恐怖や人格障害などにも柔軟に対応できるようになります。

●F・シャピロ博士

カリフォルニア州パロアルトにあるMRI (Mental Research Institute) の主任研究員、EMDR研究所の所長、人道支援のNPO組織EMDR-HAPの創始者であり、The American Academy of Experts in Traumatic Stress の理事、Traumatologyの編集委員を勤め、30以上のEMDR関連の著作があり、世界中でトレーニングを行いましたが、2019年に逝去されました。

●トレーナー 市井雅哉

EMDR研究所シニア・トレーナー、兵庫教育大学発達心理臨床研究センタートラウマ回復支援研究分野教授、臨床心理士、公認心理師、専門行動療法士。急性、慢性のPTSD、恐怖症、ストレス、不安障害、うつ病の査定と治療が専門で約30年の臨床歴を持ち、現在、日本EMDR学会理事長、日本不安症学会評議員、EMDR Asia理事を務めています。これまでにEMDRに関して日本EMDR学会、日本外来精神医学会、日本カウンセリング学会、日本健康心理学会、日本行動療法学会、日本催眠学会、日本児童青年精神医学会、日本心身医学会、日本心理臨床学会、日本トラウマティックストレス学会、日本認知療法学会、日本バイオフィードバック学会、日本ブリーフサイコセラピー学会、日本臨床催眠学会、WCBCT(世界行動療法認知療法会議)、韓国EMDR協会、アジアEMDR学会などで講演歴があります。

●ファシリテーター

海野千畝子(兵庫教育大学)、
常田修一(北信総合病院)、
竹内伸(おかのうえ子ども心のクリニック)、
仁木啓介(ニキ・ハーティー・ホスピタル)、
早河ゆかり(はやかわカウンセリングオフィス)、
森ゆみ(新クリニック)

各班のファシリテーターがコンサルタントとして、ベーシック・コンサルテーションを提供します。

●研修は大きく、講義と実習、全く別日程のベーシック・コンサルテーションに分かれています。講義は市井雅哉、による一斉講義ですが、実習では9~10人で一班となり、各班にファシリテーターがつき、実習をスーパーバイズします。参加者は3~4人一組で役割を交代しながら自身の問題に焦点を当てて実習をします。この体制は、実習場面での急速な心理的変化に適切に対応するためのものです。

●本研修への参加で、臨床心理士及び精神神経学会の更新ポイントを獲得できます。

●Weekend 1 & 2 全日程及びベーシック・コンサルテーション10時間に参加なさった方には、日本EMDR学会からEMDRトレーニング修了証が授与されます。

●推薦図書: EMDR-外傷記憶を処理する心理療法- フランシーン・シャピロ著 市井雅哉監訳 二瓶社
過去をきちんと過去にする EMDRのテクニックでトラウマから自由になる方法 フランシーン・シャピロ著 市井雅哉監訳 二瓶社

余裕があれば、前もってお読みください。必須ではありません。会場で販売しますが、部数が足りなくなることもありえますのでご注意ください。

 


 

トレーニングにおける注意事項及び免責事項

以下の注意事項と免責事項につきましてあらかじめご確認ください。参加が決定した皆さまには誓約書を提出していただきます。

【注意事項】

  • 新型コロナ感染症への対策として、会場入場時に手指の消毒をお願いします。
  • 体調がすぐれない方や37.5度以上の発熱がある方は、研修会への参加をお控えください。
  • マスクの着用は、会場内での必須とさせていただきます。咳エチケットの徹底にご協力ください。
  • 会場内では、密集を避けるために座席間隔を十分に確保します。他の参加者との距離を保つようにお願いします。
  • 会場内や共有物品の利用前後には、手洗いやアルコール消毒を積極的に行ってください。
  • 参加者同士の接触を避けるため、挨拶や会話の際には距離を保ち、不必要な接触を避けてください。
  • トレーニング終了後に体調不良や発熱が発生した場合は、速やかに日本EMDR学会事務局にご連絡ください。

【免責事項】

  • トレーニング参加者は、自己の判断と責任において今回のトレーニングに参加していただきます。
  • 日本EMDR学会は参加者の感染症リスクについての責任を負いません。各自が感染対策を十分に行うようお願いいたします。
  • 日本EMDR学会は予告なくトレーニングの内容や開催形式を変更する場合があります。その場合でも、参加費の返金や補償は行いません。
  • 研修会中の参加者同士のコミュニケーションや情報交換におけるリスクや責任は、参加者自身にあります。

 


 

ベーシック・コンサルテーションのご案内

① コンサルテーションの受講が必須です:

3日間ずつ行われるWeekend1と Weekend2トレーニングの受講に加えて、10時間のベーシック・コンサルテーション受講が必須です。ベーシック・コンサルテーションの費用はトレーニング費用に含まれ、定員10名以下のグループコンサルテーションを基本とし、日本EMDR学会認定コンサルタントが担当します。

ベーシック・コンサルテーションはWeekend1終了後に5時間受けて頂きます。Weekend2終了後にまた、5時間を受けて頂きます。ベーシック・コンサルテーションを10時間受講しないと、EMDRトレーニング修了証が発行されませんのでご注意ください。

② 受講料の内訳:

トレーニング費用の中に合計10時間のベーシック・コンサルテーションの費用が含まれます。全体でのトレーニング受講費用は以下のようになります。グループコンサルテーション1時間あたり2,000円という設定です。

Weekend1:74,000円 (ベーシック・コンサルテーションの費用10,000円を含む)
Weekend2:74,000円 (ベーシック・コンサルテーションの費用10,000円を含む)

《ベーシック・コンサルテーションの方法》

ベーシック・コンサルテーションは、日本EMDR学会認定コンサルタントが担当します。下記の方法により、合計10時間の受講が必要です。合計10時間に達するように組み合わせることができます。

グループ・ベーシック・コンサルテーション

トレーニング費用に含まれるコンサルテーションです。定員10名以下、1回2時間半が基本スタイルです。Weekend1の後に5時間コース、Weekend2の後に5時間コースが利用できます。Zoomや電話会議システムを利用し、通信料や通話料は参加者負担となります。お申し込みの詳細につきましては、トレーニング期間中にお知らせ致します。

個人・ベーシック・コンサルテーション(オプション)

個別にコンサルタントと交渉をして、有料でベーシック・コンサルテーションを個人的に受けることもできます。料金は各コンサルタントが個別に設定しています。

トレーニング参加者はベーシック・コンサルテーション10時間を受ける権利を持っていますが、1時間の権利を2,000円と換算して個人コンサルテーションに利用することもできます。

※詳しい説明がホームページに掲載されています。ベーシック・コンサルテーションについて

お問い合わせ:日本EMDR学会事務局(info@emdr.jp)

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