第28回 EMDR Weekend 2 トレーニング(オンライン)のご案内

 時候不順の折、みなさまにはますますご健勝のこととお喜び申し上げます。

 このたび第28回 EMDR Weekend 2 トレーニングを、創始者F・シャピロ博士が主催するカリフォルニアのEMDR研究所の協力のもと開催いたしますのでご案内申し上げます。参加をご希望の方は下記をご確認の上、お申し込みください。

日時

2022年 8月26日(金)、27日(土)、28日(日)

1日目 受付開始 9時、研修開始9時30分
2日目、3日目 研修開始9時

・昼食休憩 60分、昼食は各自

1日目 終了時刻 17:30
2日目、3日目 終了時刻 17:00

参加資格 日本EMDR学会が定めた参加資格

医師・・免許取得後、少なくとも2年以上の精神医学又は心理学的な臨床経験を有する方。

心理職・・「公認心理師」または、臨床心理士資格認定協会資格「臨床心理士」資格取得者。(「資格取得者」とはトレーニング申し込み時点で登録完了者とする)

上記の資格を満たし、かつWeekend 1 トレーニング及び5時間のベーシック・コンサルテーションを修了された方。

注:2013年3月までのPart1トレーニングを受講した方は、Weekend2を受けるまでに5時間のベーシック・コンサルテーションを修了している必要があります(詳しくは「ベーシックコンサルテーションのご案内」参照)。

定員

15名(予定)

注:今回はオンラインによる研修会の試みのため定員が少なくなっております。

参加費

74,000円(税込。ベーシック・コンサルテーション代5時間分を含む。詳しくは「ベーシックコンサルテーションのご案内」参照)

(2014年3月までにWeekend1を受講された方は76,000円(税込))

会場 オンライン開催  ※各自、トレーニングに集中できる空間の確保をお願いします。
講師 市井雅哉 EMDR研究所シニア・トレーナー
受付期間 2022年7月11日(月)~20日(水) (消印有効。審査後に参加の可否をご連絡いたします。)
申込方法

申込書2頁 (申込用紙 & 実施状況報告書 )に所定事項をすべてご記入の上、返信用封筒(自分の住所、氏名を記入し、A4用紙が3つ折りで入る定形最大封筒に84円切手を貼ったもの)を同封し、下記まで送付してください。

2022年7月11日(月)の消印から受け付けとなりますので送付日にご注意ください。受付開始日より早い消印のものは無効となります。先着順ではございません。

資格審査の後、全員に返信用封筒で参加可否をお知らせいたします。結果は8月上旬ごろに送付する予定です。なお、受講決定者には、入金方法、オンライントレーニングへの参加方法が記載された受講案内を同封いたします。

実施状況報告書はWeekend 1 修了後の実施状況を受講許可の審査に使用しますので、所定の用紙にご記入ください。

申込所送付先・問合せ先 日本EMDR学会事務局 : 〒673-1494 兵庫県加東市下久米942-1 兵庫教育大学 市井研究室

e-mail: info@emdr.jp 

●講師紹介

市井雅哉

 EMDR研究所シニア・トレーナー、兵庫教育大学発達心理臨床研究センタートラウマ回復支援研究分野教授、臨床心理士、公認心理師、専門行動療法士。急性、慢性のPTSD、恐怖症、ストレス、不安障害、うつ病の査定と治療が専門で約30年の臨床歴を持ち、現在、日本EMDR学会理事長、日本不安症学会評議員、EMDR Asia理事を務めています。

 これまでにEMDRに関して日本EMDR学会、日本外来精神医学会、日本カウンセリング学会、日本健康心理学会、日本行動療法学会、日本催眠学会、日本児童青年精神医学会、日本心身医学会、日本心理臨床学会、日本トラウマティックストレス学会、日本認知療法学会、日本バイオフィードバック学会、日本ブリーフサイコセラピー学会、日本臨床催眠学会、WCBCT(世界行動療法認知療法会議)、韓国EMDR協会、アジアEMDR学会などで講演歴があります。

●EMDR(眼球運動による脱感作と再処理法)

 F・シャピロ博士がPTSD(心的外傷後ストレス障害)の治療のために1989年に発表した心理療法で、迅速かつ効果的な方法です。APA(アメリカ心理学会)、ISTSS(国際トラウマ研究学会)、英国保健省、イスラエル、フランス、米国防省、ドイツ、オランダ、北アイルランド、スウェーデン、オーストラリア、WHOなどでもPTSDに対するEMDRの効果を実証されたものとして評価・推奨しています。

 最近では、EMDRの適用範囲は、さまざまな不安、うつといった精神疾患から疼痛といった身体疾患までと広がっています。その過程で用いられる眼球運動が、情報処理モデルにおける神経生理学的活動を刺激することで外傷的な記憶の再処理を引き起こします。 Weekend 1 トレーニングの修了で単回のPTSDや単一恐怖などに対応でき、Weekend 2 まで修了すると複雑性PTSD、解離性障害、社会恐怖や人格障害などにも柔軟に対応できるようになります。

●F・シャピロ博士

 カリフォルニア州パロアルトにあるMRI (Mental Research Institute) の主任研究員、EMDR研究所の所長、人道支援のNPO組織EMDR-HAPの創始者であり、The American Academy of Experts in Traumatic Stress の理事、Traumatologyの編集委員を勤め、30以上のEMDR関連の著作があり、世界中でトレーニングを行い、2019年に逝去されました。

●研修は大きく、講義と実習、別日程で実施されるベーシック・コンサルテーションに分かれます。講義は一斉講義ですが、実習では3人で一班となり、各班にファシリテーターがついてスーパーバイズが行われます。参加者は3人一組で役割を交代しながら、自身の問題に焦点を当てて実習をします。

●参加ファシリテーター

 太田茂行(生活心理相談室ナヌーク)
 大塚美菜子(香川大学)
 菊池安希子(武蔵野大学)
 竹内伸(おかのうえ子ども心のクリニック)
 仁木啓介(ニキ・ハーティー・ホスピタル)

各班の担当ファシリテーターがコンサルタントとして、ベーシック・コンサルテーションを提供します。

●本研修への参加で、臨床心理士及び精神神経学会の更新ポイントを獲得できます。

●Weekend 1 & 2 全日程及びベーシック・コンサルテーション10時間に参加なさった方には、日本EMDR学会からEMDRトレーニング修了証が授与されます。

推薦図書:EMDR-外傷記憶を処理する心理療法-
フランシーン・シャピロ著 市井雅哉監訳 二瓶社
余裕があれば、前もってお読みください。必須ではありません。


 

オンライントレーニングにおける注意事項
今回のトレーニングはオンラインで行われます。
以下の注意事項につきましてあらかじめご確認ください。参加が決定した皆さまには誓約書を提出していただきます。

  • オンライン会議システムとしてZoomを使用します。ZoomはEnd to End の暗号化を実装していると公表されております。
  • 事前にZoomを最新バージョンにアップデートしておいてください。(Zoomアプリにサインインし、右上のアイコンから「アップデートを確認」を実行してください。)
  • Zoom社及びそのアプリに関するトラブルにつきましては当学会では対応いたしませんので、あらかじめご了承ください。
  • トレーニング中のカメラやマイクのON/OFFについては講師の指示に従ってください。
  • 講師側のインターネット環境等により、映像や音声に乱れが生じる可能性がございます。予めご了承ください。
  • 当日のZoom操作に関する問い合わせには応じかねます。また、参加者側のインターネット環境による不具合に関しても対応はいたしかねますので、ご了承ください。
  • 実習参加者のプライバシーを守るため、トレーニングに集中でき、参加者ご本人以外の出入りのない空間を確保してください。移動中の乗り物などからの参加は認められません。これらの条件が満たされていないと判断した場合には、途中であっても参加をお断りし、退室していただくことがあります。
  • 実習に影響しますので、スマートフォンでの参加は認められません。インターネット会議の利用に十分なインターネット環境及びパソコンをご用意ください。
  • 実習では参加者の個人情報が扱われます。参加者は実習中に知りえた情報についての守秘義務を負います。
  • 画面のスクリーンショット、キャプチャ、録音、録画等の記録は禁止いたします。違反した場合には、参加および受講が取り消しになります。
  • EMDRのトレーニングでは、実際の自分の過去の記憶を用いた実習を行います。オンライン開催のため、トレーニングで扱うご自身の問題につきましては、担当ファシリテーターより、必要に応じてより安全な記憶へと変えていただく場合があります。実習中の心理的変化への対応は、オンラインで可能な範囲に限られます。実習中の心理的変化に伴う有害事象については、当学会では責任を負うことは出来ません。実習開始時の注意事項を守ってご参加ください。

上記のことが守られない場合、トレーニングの途中であっても参加/受講をお断りし、退室していただくことがありますので、あらかじめご了承ください。なお、その場合は受講料の返金はできません。

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