これまでの研修会は上級治療を目指していたものが多かった気がします。参加者の中には「刺激にはなるけど、自分のレベルに比べるとかけ離れすぎて」とおっしゃる方もいらっしゃったことでしょう。
今回、そういう声に答えて、EMDRが効果的なのはわかってもなかなか実践できない方、少し使ってみたけどどうもあまりうまく行かない方、使っているけどまあまあの感じでもっと切れ味よくなりたい方などのための研修会を企画しました。
1日目:EMDR治療をよりシンプルに
- あなたはEMDRの手続きステップを学びました。さあ、いつ使うか?
- どの記憶、恐怖、もしくはブロックする信念を初めにターゲットに選ぶか?
- クライエントの歴史をどのように取るべきか? ターゲットと過去のセッションへの反応をどう把握するか?
- クライエントがEMDRセッションの後に悪化を感じた時、何を言うべきか、言わざるべきか?
- あなたの感情にどう対処すべきか?
- 治療が終わった、もしくは終わっていないとどうあなたは(そしてクライエントは)決めたらいいか?
- クライエントの進歩と治療効果を捉えるのにどんなテストを使うのか?
学習目標
- 受講者が各々のクライエントがEMDRで治療されるべき治療目標を見つけ、書けるようになること
- 受講者がクライエントの治療に関連した懸念や恐怖を同定し、書けるようになり、心理教育、RDI、もしくは記憶の処理でそれらを適切に扱うための適切な決定ができる。
- EMDRの記憶処理を治療の初期に(第2、3回までに)始める同意のある決定をできるようになる。そして、同様に準備段階をいつ延長すべきかの決定もできるようになる。
- クライエントが、穏やか、自分を落ち着かせる、痛みの管理、不適応的な緊張低減行動の減少のための安定化ができるように援助する適切な治療介入を選び、用いることができるようになる。
- 受講者はある現在の主訴と関連した特定の外傷的な出来事を同定することができる。
- 受講者は過去の出来事、今の刺激、未来の鋳型にEMDR処理を適用するための適切な流れを書き出すことができるようになる。
- マスター治療計画ワークシートを用いて、構造的なEMDR治療計画でクライエントの進歩をモニターすることができるようにする。
- 各セッションでクライエントの安定性と治療への反応を再評価し、必要なら元の治療計画をアップデートする。
- インテークや終結、フォローアップでの主訴をアセスメントし、治療効果を文章化するための適当な測度を同定し、使用できるようにする。
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| 2日目:EMDR再処理スキル―原理、選択、効果―
1. 強い感情や、解離的な反応や、プロックされた反応で不完全なEMDR再処理セッションをよく経験しないか?
2. EMDR再処理の鍵となるポイントでどの介入をすべきか迷ったりするか?
3. EMDR再処理セッション中に、
- イメージがないとき、どう見つけるか?
- 認知の編み込みまでにどのくらい待てばいいのか?
- どの認知の編み込みを使うべきか?
- ターゲットは変えるべきか? そのままがいいのか?
- 両側性の眼球運動、音、タッピングどれを使うべきか?
- クライエントが「何もない」と言ったらどうすべきか?
4. 単なる復習でなくコンサルテーションで頻出するEMDRの訓練を終えた臨床家に必須の題材を提供する。
- 適応的情報処理モデルの鍵概念と用語
- 効果的なEMDR介入へ導く本質的な意志決定樹状図を示す簡単な図
- あなたの再処理セッションを完了へと確実に導く正確な介入を常に行える記憶補助道具。
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| カリキュラムの概要
ターゲットにアクセスし、評価する。
- イメージがないとき、どう見つけるか?
- 効果的な否定的、肯定的認知をどう簡単に引き出すか?
- ターゲットへのアクセスをどう確実に十分に(し過ぎないで)するか?
- VOCとSUD尺度をどうクライエントのニーズに合わせるか?
最初の再処理(脱感作段階)
- 刺激の単一モードの特性
- メカニカル、臨床家、自己管理刺激
- モードの組み合わせ、2つ、3つのモードの刺激
- チャンネルの適切な長さ、どのようにいつターゲットに戻るか?
ブロックされた反応−基礎
- どのように、いつ方向、スピード、両側性刺激のタイプを変えるか?
- ブロックする信念や養分を与える記憶についていつ尋ねるかを知る。
- ブロックする信念を解決する適切なターゲットの見つけ方。
認知の編み込み
- 再処理の3つの山場、責任、安全、選択の復習
- いつ認知の編み込みを使うか
- ブロックされた反応
- 進歩をチェックする
- 終了を見つける
感情、テーマ、対処反応の関係
- 否定的認知の中
- 再処理中に表れる内容の中
- 適切な認知的編み込みの選択
これが起こったらどうするか? 最初のターゲット評価と逐語録付きのいくつかのケース場面
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講師:Andrew Leeds PhD
- (カリフォルニア個人開業臨床心理士、EMDR Institute シニアトレーナー)
- 急性、慢性のPTSD、不安障害、解離性障害、嗜癖行動、うつ病、および対人関係カウンセリングの診断と治療を専門としています。28年間カリフォルニアで臨床心理士として個人開業しており、電子ジャーナルのTraumatologyの編集委員、EMDR研究所のディスカッションリストのモデレーターを歴任しました。日本を含め欧米各国で80以上のトレーニングを手がけ、またフランス語も堪能です。今回で日本でのPart1、Part2トレーニング経験も豊富で、日本の文化的背景もよく心得ています。10年近い来日経験から、今の日本EMDR学会の会員のニーズを的確に拾い上げてくれたコースと言えましょう。今回のコースは彼の豊富なコンサルタントとしての経験が活かされた彼のオーディオコースが土台となっています。
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